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おおの内科日記

当院での待ち時間対策

2021年02月04日

新型コロナウイルス感染症が猛威を奮う中、院内の待ち時間を減らすことは以前よりもさらに重要な課題となっています。

当院では再診患者さんは完全予約制にしています。そうすることで、下記の様な利点があります。

利点①:待ち時間の短縮。ほとんどの場合30分以内にお呼びできるので、院内の三密を避ける事ができます。

利点②:重大な検査結果の説明漏れを防ぐ。予約日に来院されなかった場合にすぐ気づく事が出来るため、内視鏡検査で癌など重大な病気の診療を行う当院には欠かせない対策となっています。

利点③:定期通院が必要な方のモチベーションの維持。通院の度に1時間も2時間も待たされては治療のモチベーションが下がってしまいます。当院の生活習慣病患者さんの治療継続率は高く、そのため治療成績も良好です。

しかし、再診予約の患者さんには上記のような利点がある反面、初診・予約外の患者さんは、2時間近くお待たせしてしまう事がありました。

そこで、令和3年1月から、下記のようにシステムを修正しました。

初診・予約外の方については、当日来院された順に空いている予約枠へ予約をお取りする事にしました。再診予約枠と別に、初診・予約外の方のために30分ごとに1枠ずつ当日枠を設けています。

それでも初診患者さんが多い日には、9時に来院されても診察予約時間が12時になることもあります。その場合は一旦自宅にお戻りになっていただき予約時間に再度ご来院いただきます。

このような取り組みの結果、すべての患者さんを30分以内に診察開始出来るようになりました。

内視鏡検査のご予約は、遠方からの方も多いため、初診でも電話やインターネットで予約を受け付けております。健診や予防接種(インフル以外)の方も電話で予約を受付しております。

理想は電話やインターネットですべての予約を取れると良いのですが、電子カルテと完全に連携しているシステムがまだ世の中に無いため導入出来ていません。

しかし、IT技術は日々進歩していますので、近い将来にはもっともっと便利になることでしょう。

課題は、4週間隔で再診予約をとっていった場合、正月やお盆、祝日があった日の4週後がガラガラになってしまう事です。

初診・予約外の方は、祝日の4週後になっている日にちを狙って来院いただけますと、すぐにお呼びできて、ゆっくりお話を伺うことが出来ますので参考にされてください。

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