スタッフ募集

消化器内科

消化器内科とは

消化器内科消化器内科では主に口から肛門までの消化管(食道・胃・小腸・大腸)や肝臓、胆のう、すい臓の病気を扱っています。
これらの臓器に炎症や異常が起こるとさまざまな症状が出てきます。次のような気になる症状がある方は、当院までご相談ください。

このような症状は、
お早めにご相談ください

など

消化器内科の主な対象疾患

胃潰瘍十二指腸潰瘍逆流性食道炎ヘリコバクター・ピロリ菌の感染症機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、急性胃炎、慢性胃炎、胃がん慢性便秘症、感染性下痢症、過敏性腸症候群、大腸がん、急性胆のう炎、肝臓病・肝機能障害(慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝など)、膵臓病(慢性膵炎、膵がん) 

など

内視鏡検査

やさしい胃カメラ、大腸カメラ検査を心がけています。

胃内視鏡検査
(胃カメラ)

胃カメラ検査胃カメラは毎年受ける機会が多い検査です。
口から挿入する通常の胃カメラ(太さ9~10ミリ)は太いうえに舌の付け根を圧迫するため嘔気がして辛い思いをされ、2回目以降の検査に抵抗を感じる方も少なくありません。
しかし当院では鼻から挿入できる太さ5.8ミリの極細径経鼻内視鏡のみを使用しており、舌の付け根に触れることなく挿入できますので、多くの方が楽に検査を受けていただくことができます。
中にはそれでも辛いと感じる方がいらっしゃいますが、そのような方でも鎮静剤の注射を使用させていただくことで、ほとんど気づかないうちに検査を終えてしまうことができますので、お気軽にご相談ください。

大腸内視鏡検査
(大腸カメラ)

大腸カメラ検査大腸カメラは胃カメラ以上に辛いと感じる方が多い検査ですが、一方大腸がんにかかる方は年々増えています。
当院では11.8ミリの細径大腸内視鏡(通常の大腸カメラは13ミリ)のみを使用しており、苦痛の軽減に努めております。
ご希望の方には鎮静剤の注射も使用させていただくことで、多くの方に楽に検査を受けていただくことができます。
検査前の下剤内服も大変ですが、当院ではおひとりおひとりに専用の個室とトイレをご用意しており、リラックスしてお過ごしいただけます。
※鎮静剤の注射を使用された方は、すっきり目が覚めるまで1~2時間程度院内で休んでいただく必要がございます。当院には専用のリカバリーコーナーがあり、検査後はリクライニングチェアに休んでいただき、ゆっくりおくつろぎいただけます。

ヘリコバクター・ピロリ菌
検査について

ヘリコバクター・ピロリ検査(尿素呼気試験、迅速ウレアーゼ試験、血中・尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体、便中ヘリコバクターピロリ抗原)を実施しています。
特に当院では尿中ヘリコバクター・ピロリ抗体を院内で迅速に測定できますので、その日のうちに結果が分かり、その場で治療開始できますので、是非ご利用ください。
ピロリ菌が確認された場合には、胃がんや潰瘍を予防するため、制酸薬と抗生剤でピロリ菌を除菌治療し、約1ヶ月半~2か月の間をあけて除菌できたかどうかを判定します。
除菌しきれなかった場合は再度除菌治療を行います。
ここまででほとんどの方が治癒しますが、それでも除菌できなかった方や、お薬のアレルギーで通常の除菌治療ができない方でも、保険診療の対象外自費診療とはなりますが、当院で対応できる場合がございますので、ご相談ください。

ピロリ菌3次除菌 受診料

診察初日

初診料+処方箋料 5,500円
薬代 院外処方で自費(1~2万円程度)
※費用はすべて税込です。

後日再診日

検査料 8,800円
※費用はすべて税込です。

ヘリコバクター・ピロリ菌

代表的な疾患

胃潰瘍/十二指腸潰瘍

ヘリコバクター・ピロリ菌、痛み止めとしてよく使用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、胃酸などによって、粘膜が傷つき、えぐられた状態のことを言います。
なかでもヘリコバクター・ピロリ菌の感染と考えられる場合が多く、検査の結果ピロリ菌陽性であれば、除菌をします。
また、ストレスも粘膜の血流を悪くする原因の1つとなるため、ストレスをためない生活を心がけることが重要です。

胃十二指腸潰瘍

逆流性食道炎

強い酸性の胃液などが食道へ逆流することで食道の粘膜に炎症が起こり、胸やけや胸の痛みなどの症状を引き起こす病気です。
食道が酸に繰り返しさらされることで潰瘍ができたり、粘膜がただれたりします。
ストレスや生活習慣などが原因となることもありますが、加齢によって胃と食道の間の筋肉が弱まることでなる場合もあります。
胃の負担になるような食事・飲み物を控え、また、腹部を締めつけないようにしたり、前かがみの姿勢を避けたりするなど生活習慣を見直すことでも緩和されます。適度な運動を心がけ、肥満を解消することも大切です。

逆流性食道炎

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸そのものには原因が無いにもかかわらず、下痢や便秘などの便通異常、腹痛や腹部膨満感などの腹部症状が慢性的に続く症候群です。
主にストレスが起因しており、ほんの少しの刺激でもストレスホルモンが出るようになってしまうことで、腸の動きにも影響が出て、これらの症状が引き起こされます。

急性胆のう炎、
胆のう結石症

急性胆のう炎は、胆のうが炎症を来たす病気で、胆のう結石を持っている人に発症が多いと言われています。
結石が胆のう管に詰まってしまうことで胆汁の流れが悪くなり、その影響で細菌が増殖して炎症が起きることが原因です。
症状として、みぞおちから右の脇腹にかけての腹痛、発熱、吐き気、食欲不振などがあります。
健診で胆石が偶然発見された場合にはすぐに治療する必要はありませんが、炎症や腹痛の原因になる場合には手術が必要となります。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)

炎症性腸疾患とは主に「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」のことを言いますが、これらの病気ははっきりとした原因が不明で完治させることが難しく、そのため難病に指定されています。
潰瘍性大腸炎は、大腸に慢性的に炎症が起きることで潰瘍やびらんができる疾患で、下痢や血便、腹痛、渋り腹などの症状を引き起こします。
クローン病は、口腔から肛門までの消化管に慢性的な炎症が起きることで潰瘍やびらんができる疾患で、下痢、血便、発熱、体重減少、腹痛、痔ろうなどの症状を引き起こします。
発がんの危険性もあるため、定期的な通院治療および検査が必要です。

潰瘍性大腸炎

慢性肝炎(B型、C型、アルコール性、非アルコール性脂肪性など)

B型・C型などのウイルス性肝炎やアルコール性・非アルコール性脂肪性肝障害は、早期に適切な治療をすれば治癒または病気の進行を遅らせることが可能ですが、きちんと治療せずに放置すると肝硬変や肝がんに繋がります。
だるい、疲れやすい、食欲不振などの初期症状が出る方もいますが、自覚症状がなく健診などで偶然発見されることも多い病気です。
無症状のうちに病気が進行してしまい手遅れとなる前に、きちんとした治療をうける必要があります。

肝機能異常

機能性胃腸症
(機能性ディスペプシア)

胃カメラで検査を受けても、胃や食道に異常がみつからないにも関わらず、さまざまな慢性的な胃腸症状を感じる病気をいいます。
大きく分けると、胃もたれタイプ(食後愁訴症候群)、胃痛・胸やけタイプ(心窩部痛症候群)の2つに分類されます。
原因は、主に肉体的・精神的ストレスであると考えられています。
この病気は、お薬で症状が劇的に改善することがありますので、症状のある方は是非ご相談ください。

機能性ディスペプシア

便秘症

便通が3日以上続けて出ない場合を便秘と言いますが、個人差が大きく、1週間に1度で平気な方もいれば、毎日便通がないと腹痛を自覚する方もおられます。
排便回数の減少に伴う諸症状(残便感や腹痛、腹部の張り、食欲不振など)があれば、便秘の日数に関わらず治療の対象となります。
初めて便秘になった場合や激しい痛みなどを伴う場合は、大腸がんなど腸内に何らかの重大な病気が発生している疑いもあるため、早目に受診してください。

便秘